「こうじいらず大豆」とは
- 「こうじいらず大豆」は、地域在来品種で、昔からこの地域で栽培されてきました。特徴としては、種皮の皮が淡い緑色で、粒が大きく、晩生の品種です。
- 各地域で昔から作られている「糀がいらないくらい、甘くておいしい味噌ができる」と言われている大豆の通称名であり、根強い人気があります。
- 自家採種が多いため、各地域ごとに形質の特性に若干のばらつきがあるとともに、栽培環境により形質も変化します。
- 味噌以外に、豆腐、枝豆でも美味しく召し上がっていただくことができます。
「こうじいらず大豆」のレシピをご紹介

豆あられ
【材料】
- 浸した大豆 1カップ
- 小麦粉 2カップ
- 黒ごま 大さじ5
- 卵 1個
- 牛乳 100cc
- 塩 少々
- 揚げ油
【作り方】
- 大豆、牛乳、卵、塩をミキサーにかける。
- (1)の中へ小麦粉、ごまを入れて全体をよく混ぜる。
- (2)を棒状に伸ばして薄く切る。
- 油を熱して弱火でゆっくり揚げる。好みで塩味、砂糖を絡めても良い。

鉄火みそ
【材料】
- 大豆 100g
- 味噌 大さじ2
- 砂糖 大さじ2
- 油 少々
【作り方】
- 大豆をきれいに洗う。
- 大豆をフライパンで煎る。
- まんべんなく煎り、帯がとけたら火を止める。
- フライパンに油を入れ、煎った豆、味噌、砂糖を入れよく練り、その後でごまを入れる。

大豆と小女子揚げ
【材料】
- 大豆 100g
- 片栗粉 少々
- 小女子 50g
- 醤油 少々
【作り方】
- 大豆は一晩水につけておく。
- お湯を沸かし、熱湯になったら豆を入れよく茹でる。
- 水を切り、少々の醤油を入れ下味をつける。(約20分)
- 片栗粉で豆をよくまぶしておく。
- 小女子も同様に油で揚げて豆と小女子を混ぜて出来上がり。
大豆の栄養素と豆乳

大豆は畑の肉といわれるように、すぐれた栄養素の宝庫として、良質のタンパク質やビタミン、ミネラルなどバラエティ豊かな栄養が含まれています。その大豆をすりつぶして絞ったものが豆乳です。食物繊維以外の大豆の栄養成分がすべて含まれている上に、体に吸収されやすく手軽に飲むことができます。また、熱を加えても成分が壊れにくいと行った利点もあります。
豆乳の注目される栄養素の中で、イソフラボンは体内で女性ホルモンのひとつであるエストロゲンと似た働きをする成分で、大豆以外の食材にはほとんど含まれておらず、その点からも脚光を浴びています。
イソフラボンの主な働きは、女性ホルモンのバランスを整えることで、乳がんなど女性特有のがん予防にも効果があると言われています。
イソフラボンの効果的な摂取法
- 1日の必要量40~50mgを満たすには、無調整豆乳なら約200mlが目安となります。
- 体に入ってから8時間で働きが半減するので、200mlを朝昼夜と3回に分けて飲んだり料理に使って摂取すると働きが安定し効果的です。
- 毎日継続的に摂取することで、1ヶ月位で効果を実感できます。